取扱い分野
先物取引
先物取引とはいわゆるデリバティブ(派生商品)の一つで、価格や数値が変動する各種商品・指数について、将来の一定時期の売買における価格を現時点で決め、その価格での取引を保証するものをいいます。ただし、将来の一定時期が来る前に反対の売買を行うことで、差金決済(「売り」や「買い」の契約を相殺し、その差額を精算して取引を終了させること)が可能な取引となっています。
先物取引では、変動する商品の価格をあらかじめ決めておくので、参加者は取引をすることによって利益が出ることもあれば、損失が生じることもあります。しかし、先物取引の相場は、政治、経済、社会情勢、天候等の自然現象、世界各国の市場の動向、投機筋の思惑等が複雑に絡み合い、影響を与えるため、一般人が相場を予想することは非常に困難で、リスクの大きな取引といえます。
また、先物取引では、少ない証拠金でレバレッジ(てこ)を効かせて多額の取引を行うことができるので、少ない資金で大きな利益を出すことも可能となる一方で、逆に、損が出たときに予想外の多額の損害となる可能性もあります。そのため、先物取引はハイリスク・ハイリターンであるといわれています。